【展望】2021年・桜花賞
お久しぶりのブログ更新ですね。時間が無くて忙しい日々が続いていますが、クラシック戦線はブログにまとめたいと思っています。よかったら参考にしていってください!
気になるポイント
阪神1600m(外)
1~2枠は死枠
使用されるのは阪神芝1600mになります。このコースはどんなイメージを持っているでしょうか?


桜花賞ではどうなるでしょうか?
過去10年を調べてみると…内枠が厳しいことがわかります
1枠:0-1-1-17 連対率5.3% 複勝率10.5%
2枠:0-0-2-17 連対率0.0% 複勝率10.5%
つまり、経験の少ない若駒にとってごちゃつきやすい内枠は返って不利になるという事です。

抽象化すると、レース経験が少ない馬が多かったり、弱い馬の多いレース(地方みたいな)は内枠を嫌えるという事です
未勝利戦や地方競馬はあえて外枠を狙うことで高い期待値が望めます!
上り最速が有利
こちらも同様に過去10年を参考にしてみますと
3F1位:5-2-1-3 連対率63.6% 複勝率72.7%
3F2位:1-3-1-8 連対率30.8% 複勝率38.5%
3F3位:1-1-2-3 連対率14.3% 複勝率57.1%
基本的に狙いは差し追い込み馬でいいかと思います


ドスローの展開限定でしょう
レッツゴードンキが逃げ切った2015年の桜花賞は前半37.1-後半33.5の珍しいドスローの競馬となりました。上り3位で4馬身差つけていることから、結局は上りが使えるかどうか帰着もしそうです。このレースで2着だったクルミナルは道中12-13と進み、上り2位で2着に入ってきています。また、3着には1枠1番コンテッサトゥーレが入ってきました。1枠は死枠と表現したので「きてるじゃねえかこの野郎!」と思う方もいると思います。が、先行争いが激しくならないドスローで内枠がごちゃつくわけもなく、経済コースを通ったと考えれば納得のいくところかと思います。
基本的には栗東所属だが…
美浦:3-1-4-57/65 連対率6.2% 複勝率12.3%
栗東:7-9-6-91/113 連対率14.2% 複勝率19.5%
連対率も複勝率も基本的に栗東(関西)所属が勝っています。では、美浦の馬は買えないのかというとそういうわけではありません。
20年スマイルカナ チューリップ賞
19年グランアレグリア 朝日杯FS
18年アーモンドアイ シンザン記念
17年ソウルスターリング チューリップ賞
14年ヌーヴォレコルト チューリップ賞
13年アユサン 阪神JF
12年アイムユアーズ フィリーズレビュー
11年ホエールキャプチャ クイーンS
前走阪神1600mと前走阪神1600m以外だが関西遠征という色分けをしてみました。ここで確認したいのが(0-1-0-33/34)と(3-0-4-24/31)という数字。後者が美浦(関東)所属で前走関西へと遠征した馬のデータです。唯一前走関東で馬券になってるホエールキャプチャは、それまで函館2回,関西3回で中山1回と、基本的に遠征に慣れているタイプかつ阪神があっていたタイプになります。
つまり、美浦所属は前走関西遠征が買いの条件

となると、人気に推されそうなアカイトリノムスメは切っても良さそうです
前走関西の関西馬は(7-8-5-76/96) 連対率15.6% 複勝率20.8%
キャリアは4戦まで
こちらも過去10年を見てみましょう
2戦:1-0-0-4/5 連対率20.0% 複勝率20.0%
3戦:4-4-1-17/26 連対率30.8% 複勝率34.6%
4戦:3-4-6-31/44 連対率15.9% 複勝率29.5%
5戦:1-1-2-42/46 連対率4.3% 複勝率8.7%
6戦:1-1-1-28/31 連対率6.5% 複勝率9.7%
7戦以上:0-0-0-26/26 連対率・複勝率共に0%
あからさまに4戦までの馬が優勢ですね。メイケイエールは5戦していますし、好結果と煽られてるチューリップ賞組でも消していけるかもしれません。
まとめ
「枠順・脚質・所属・キャリア」などに、共通するのは「いかにストレスがかからないか」ということになりそうです。若駒の牝馬ということでメンタルの面はレースに大きく影響しそうですね。前走からの距離延長・短縮は(1-1-3-69/74)と、距離ストレスからも裏付けられそうです。また、クラスは前走OP(非L)以下だと(1-0-0-25/26)です。OP(L)でも(1-0-0-6/7)なので、レベルの高い馬と揉まれた経験は後押しされそうです。急にメンバーレベル上がるとレース中にストレス感じるんでしょうね。
それでは今日はここまで。枠順が発表されましたら予想のほうを追記していきたいと思います。

なんだかMの法則使ってる人が当てそうですね(笑)
展望
※4月9日(金) 更新
枠順が確定いたしましたね。みなさんの本命馬はどういった印象でしょうか?僕としては狙いやすい枠に入った反面、逆に枠を言い訳にできないなと思いました。先述した気になるポイントを踏まえつつ、見解を述べていけたらと思います。

それでは印から発表したいと思います
印
桜花賞 阪神1600m(外)
◎10.アールドヴィーヴル
〇16.ソングライン
▲4.ソダシ
△18.サトノレイナス
以下三連用
✓6.ストゥーティ
✓8.メイケイエール
✓7.ククナ
✓13.エリザベスタワー
やけに印が多いですが、後ほど印の意味と馬券を記載するので納得してもらえると思います。一旦、「ここら辺に印打つんだな」と思ってもらえれば。
手順
今回は気になるポイントで挙げたデータを元にザックリと消し馬を考えていくことから始めます。
①データを元に消し馬を考える
②残った馬に上りが使えるタイプがいるか
③臨戦態勢の確認
①データを元に消し馬を考える
データといっても今回は気になるポイント(まとめ)からストレスが起因していると考えられるため、それに絞ったデータ以外は使わない予定です。
(i)美浦×前走関東 6頭
該当馬:ストライプ・ファインルージュ・アカイトリノムスメ・ククナ・ジネストラ・ホウイウイクセル
(ⅱ)1~2枠
該当:ストライプ・ファインルージュ・ブルーバード・ソダシ
(ⅲ)キャリア5戦以上
5戦:ストゥーティ・ククナ・メイケイエール・エンスージアズム・
6戦:ミニーアイル・ヨカヨカ

取り扱いに困るのはソダシ・メイケイエールでしょうか
②残った馬に上りが使えるタイプがいるか
①ではマイナスの要素から消していきたい馬をザックリと上げていきました。ここではプラスになる要素から積極的に狙っていきたいタイプを考えていければと思います。阪神1600m(外)ということでやはり「末脚」には注目していきたいところです。
3F1位:5-2-1-3 連対率63.6% 複勝率72.7%
3F2位:1-3-1-8 連対率30.8% 複勝率38.5%
3F3位:1-1-2-3 連対率14.3% 複勝率57.1%
前走上り最速だった馬も同様に注目必要です。
ということで該当馬は…アールドヴィーヴル・ソングラインの二頭
ですが、ソングラインは前走中京で1400mと本命では少々狙いたいタイプではないので、アールドヴィーヴルが第一候補となります。
臨戦態勢
手順③にもなりますが、段落を分けたほうがわかりやすいと思うので分けさせていただきます。
アールドヴィーヴル
前走:クイーンC 2着🥈
(0-2-1-15/18) 連対率11.1% 複勝率16.7%
お世辞にもデータが良いとは言えませんね…。
では、さらに条件を増やして栗東所属に絞った場合はどうなるでしょうか?先述の通り、美浦×前走関東と軽視するならば、そのデータが足を引っ張っている可能性がありますよね。
栗東:(0-1-1-6/8) 連対率12.5% 複勝率25%
美浦:(0-1-0-9/10) 連対率10% 複勝率 10%
サンプル数が少ないので何とも言えない点もありますが、やはり美浦所属が多数出走するクイーンSという性質は影響してそうです。栗東馬に関してはさほど悲観するデータではないのではないでしょうか。

では、ラップ含めた総評に移ります
東京1600m
「12.4–10.8–11.4-11.9-11.9-11.6-11.4-11.9」
前半3F34.6-後半3F34.9 後半2F23.2
どんなレースだったかといえば、THE東京上級マイルといった感じ。テン1Fを除いて12秒以上を記録する区間が無く、淡々としまったペースで流れていきました。古馬OPと比較してみるとよくわかるかと思います。
古馬OP「12.4-11.0-11.4-11.7-11.8-11.3-11.3-11.9」
◆今年のクイーンCはヴィクトリアマイルや東京下級マイルとは全く異なる性質、イメージ的には東京新聞杯や安田記念が近いかなと思います。
純粋なスピードと追走力、そして長い直線と坂で踏ん張る底力。例年のクイーンCに無かった総合力や地力を問うレースだったと思います。
アールドヴィーヴルはアカイトリノムスメを差せなかったものの、これは直線を向いた時の位置取りの差。一番強い内容だったのはアールドヴィーヴルかと思います。また、輸送で馬体重が-18㎏と万全の状態でない中でこれだけの競馬ができるのであれば、輸送の無い今回は第一候補に挙がってくるのも自然化と思います。
前々走:新馬 1着🥇
不良馬場で開催された新馬戦。このレースもロンスパの持久戦になっていました。
「12.7 – 11.5 – 12.1 – 12.5 – 11.9 – 12.0 – 11.7 – 12.2」
ラップを見る限りでは緩いようにも見えます。ただし、この日は不良馬場で全体的に時計の掛かる一日でした。そう考えると、そこまで遅いとは思えせん。

一応少し計算
「(走破時計-(上り3F+テン1))÷4F」
→(96.6-(34.9+12.7))÷4=12.25
不良馬場で時計の掛かる日に12.3秒でラップを踏みつつ、上り3Fを34.9秒でまとめていると考えられます。一頭だけ明らかに別次元の競馬してたんですよね。

高い追走力と持久力を備えつつ末脚もある

総合力が高い馬かと思います
欠点
アールドヴィーヴルの欠点を上げるとすれば、極端な上り勝負を経験していないという点。高い持久力から末脚を繰り出す頑張り屋さんなタイプですから、ゆったりとしすぎた展開になった時には少し怖いですね。高い心拍数からゾーンに入っていく人っていますし、馬にもそういうタイプがいたりします。


…。
これが、非常に難しい。33秒台をだせているのが「ソダシ・サトノレイナス・エリザベスタワー」といった面々。
※先述データで弾いた馬は除いてます。
人気馬になってしまうんですよね。もし、人気薄でちょうどいいのがいた場合は◎〇=◎〇▲△の馬券が安定すると思います。ただし、人気馬が〇にきてしまうと期待値が望めなくなってしまいます。ということで、今回はハイラップに絞っていくしかない。むしろ、アールドヴィーヴルがスロー上り勝負にも対応できる可能性に賭けたほうが良いと考えます。


買うならこの馬なんだけど…
データで弾けるのと藤岡兄弟なんですよね…。印は✓を回してありますし、一応三連系なら押さえておくかってイメージですね
まとめ(馬券)
桜花賞 阪神1600m(外)
◎10.アールドヴィーヴル
〇16.ソングライン
▲4.ソダシ
△18.サトノレイナス
以下三連用
✓6.ストゥーティ
✓8.メイケイエール
✓7.ククナ
✓13.エリザベスタワー
◎は総合力と期待値の高さ
〇はハイペースでの好走期待
▲△は地力評価
✓は三連系なら押さえる価値あり
単複 ◎
馬連(ワイド) ◎〇=◎〇▲△/◎=〇▲△
三連複15点 ◎=〇▲△=〇▲△✓✓✓✓
印は多いですが、買い目に落とし込んでみると意外と多くはないかもしれませんね。


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