【徹底考察】距離延長・距離短縮の得意不得意【芝編】

 穴馬を探すうえで欠かせないのが距離延長・距離短縮の取捨です。適性の馬をどうやって探せばいいのか初心者の方にもわかりやすいようにクラウマ流でお答えいたします。競馬場ごとの傾向も探っていきましょう。

※データは2015年1月1日~2020年6月21日までの約5年半で集計しています。

距離延長

メリット:追走が楽になる(前目のポジションが取りやすくなる)
デメリット:体力が必要になる・気性が荒いと掛かる

コース

馬場状態無視

 ベタ買いで単勝回収率がプラスになるのは阪神1600m京都1800mなどです。反対に東京1400m中山1800mでは大きくパフォーマンスを落とすので注意が必要です。

クラウマ
クラウマ

でもこれは馬場状態を無視した時なんです

稍重・重・不良だと

良馬場の条件を取っ払うとこうなります。

クラウマ

クラウマ

ローカルの好走が目立ちますね

種牡馬

回収率


※左が馬場状態無視・右が稍重~不良

 単勝回収率がプラスになるのはこの種牡馬たち。19年デビューのエピファネイア・ゴールドシップ・キズナの産駒が好成績を収めているので今後注目していきたいところです。特にエピファネイア産駒は連対率や複勝率も高いので馬券にも組み込みやすいと思います。

 連対率20%以上で複勝率30%近い有名種牡馬はディープインパクト・ロードカナロア・エピファネイアです。回収率は期待できなくても、馬券の軸にするのであれば問題ないでしょう。逆に、ジャングルポケットやキングカメハメハ・オルフェーヴルは連対率も回収率も期待できないので人気しているときは思い切って買わないのも戦略のひとつかと思います。

クラウマ

クラウマ

距離延長のハーツと呼ばれていましたが、重賞では単回率29%まで落ちることは注意したほうが良いでしょう。逆に良馬場以外では回収率95%と期待値は高いと思います。狙うなら平場の湿った馬場の時でしょう。

クロフネ産駒は連対率10%で回収率も50%くらい。良馬場以外だと30%を切るから見かけたときは注意したいね。
ちなみにダイワメジャーは良馬場以外で単回率100%を超えて連対率も20%くらいだから、馬場が湿った時は狙いやすいと思うぞ。

連対率

 
左が馬場状態無視・右が稍重~不良馬場です。ゴールドシップはイメージ通り長い距離の湿った馬場が得意な様子。ただし、回収率ベースでは良馬場時の好走が多いため穴馬を狙うなら良馬場の時が良いいかと思われます。
 

距離短縮

メリット:体力が要求されない・気性難の馬でも掛かりにくい
デメリット:追走力が要求される(後ろに位置する可能性)

コース

馬場状態無視

狙い易そうなのは表のコース。ただし、開催数の問題もあるので、ここは逆の割引たい条件を挙げたいと思います。

コース 単回率 連対率
阪神1600m 46% 12.1%
中山1600m 58% 12.8%
札幌1200m 43% 11.7%
中京1600m 55% 14.5%
中京1200m 53% 12.4%

全体的にマイルへの短縮は苦戦傾向にあるようです。

稍重~不良

クラウマ

クラウマ

馬場が湿ると短距離の短縮が好成績になるのは追走スピードが落ちるからでしょう

種牡馬

回収率順(馬場無視)

 18年種牡馬デビューのレッドスパーダダンカークの距離短縮が好成績です。レッドスパーダは距離短縮の名君タイキシャトルの直系ですし、ダンカークは牝系の影響を受けやすいことが関係していると思います。あと目につくのはダノンシャンティです。万能フジキセキの直系ですが、気性面の問題を抱える産駒が多く、距離短縮が向くのはそれが原因でしょう。19年デビューのキズナも距離短縮が好成績の様です。キズナ産駒はは前目からグイっと伸びるタイプの競馬が得意ですから納得のいくところです。

 この表のは乗ってない有名種牡馬は次の通りです。キンシャサノキセキは距離短縮が狙い目という人も多い気がしますが…。ロードカナロアは距離短縮でも絶好調の様です。単勝回収率の基準を75%とすると、それより好成績のキングカメハメハとハールクライも期待値は高く、連対率も悪くないので馬券に組み込みやすいかと思います。
 エピファネイア産駒は反対に過剰人気気味です。ただし、稍重~不良馬場ならば連対率28%まで上がります。回収率のは低いままなので、人気馬は馬場が湿った時の好走も多いということでしょう。ハーツクライ稍重~不良収率118%まで上がることは注意したほうが良いでしょう。

馬名 単回率 連対率
ロードカナロア 104% 25.7%
キングカメハメハ 81% 20%
ハーツクライ 87% 17%
ディープインパクト 63% 23%
キンシャサノキセキ 52% 11%
ジャスタウェイ 42% 17.6%
ゴールドシップ 44% 13.6%
エピファネイア 22% 16.3%
クラウマ

クラウマ

ルーラー産駒は良で回収率60%ですが、それ以外の条件だと100%を超します。

エピファもゴルシも距離短縮は苦手なのか!!
そうだな
ちなみに、ロードカナロアは稍重~不良で回収率180%・連対30%・複勝率40%を記録しているぞ。
連対率のデータは無いの?

クラウマ

クラウマ

回収率とのデータ誤差が少ないため割愛させてもらいます

まとめ

延長と短縮を考える上で重要なのは追走力と体力の関係性だと考えています。もちろん気性の関係でどんどん距離が短くなる馬もいますが。

距離変更の基本

距離:延長⇔短縮
追走:易⇔難
体力:難⇔易

気性:難⇔易

距離延長

<狙い目>

・阪神1600m,京都1800m,中京2200mなど

・ロードカナロア,エピファネイア,ゴールドシップ,ディープインパクト

・ハーツクライは意外と危険で、ダイワメジャーと同じく馬場が湿ったら

<割引>

・東京1400mと1800m,中山1800mと2200mなど

・クロフネ,ジャングルポケット,キングカメハメハ

距離短縮

<狙い目>
・阪神京都の2200m,函館中山の1200m

・レッドスパーダ,ダンカーク,キズナ,ロードカナロア
<割引>

・阪神中山中京の1600m,札幌中京の1200m

・キンシャサノキセキ,エピファネイア,ゴールドシップ,ジャスタウェイ

クラウマ

クラウマ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。距離短縮・距離延長の馬を買う際の参考にしてください。次回はダート編を考えています。