【函館】荒れる夏競馬!狙いの方は?【穴馬】
閲覧ありがとうございます。クラベウマラバーです。
いきなりですが函館競馬で血統を気にしたことはありますか?血統なんてこじ付け論だ!なんて人もいるでしょうが、平場の予想がより楽しくなるかもしれませんので是非参考にしてみてください。
深く掘り下げすぎると返って理解しにくくなるかと思いますので、要所だけわかるように簡単に説明していこうと思います。
函館競馬とフジキセキ系
函館競馬(芝)は迷ったらフジキセキ系の馬を狙ってみてください。キンシャサノキセキ産駒が函館の新馬戦で猛威を振るうことが多いことは有名なところですが、そのキンシャサノキセキもフジキセキ系の一頭です。重要な血統背景はフジキセキ系ということ。
余談ですがキンシャサノキセキ産駒はダート替わりで狙うといいですよ。
フジキセキ系の馬という下記の種牡馬が中心
・キンシャサノキセキ
・ダノンシャンティ
・カネヒキリ
フジキセキ
幻の三冠馬としてのイメージが強いのではないでしょうか。サンデーサイレンスの初年度産駒としてデビューし、当初の期待をはるかに上回る活躍をしていました。怪我のため弥生賞を最後にクラシック戦線への出走はかないませんでした。しかし、それまでの戦績は4戦4勝で持ったままのレースばかりと圧倒的な強さを見せつけていましたね。それが幻の三冠馬と言われる由縁です。
では、血統背景を見てみましょう。
父:サンデーサイレンス
母父:Le Fabuleux
母母父:In Reality
母父は1961年にフランスダービーもフランスダービーを制した馬で洋芝への適性の中心はここからでしょう。また、ダービー馬が母父ということで、成長の速さも引き継いでいます。函館2歳Sにフジキセキの血が強いのはこういった影響と考えられます。
キンシャサノキセキ
高松宮記念を二連覇した名スプリンターです。オーストラリアからの逆輸入で日本の馬よりも半年遅れの生産でしたが、新馬戦から2連勝をし完成度の速さを見せつけました。
では、血統背景を見てみましょう。
父:フジキセキ
母父:Pleasant Colony
母母父:Lyphard
特徴的なのが母系はゴリゴリの米国型ダートということです。母父はケンタッキーダービーを筆頭にアメリカG1を4勝しているリボー系の良血牡馬です。ゴリゴリのダート馬とは言いましたが、プレザントタップのように欧州で活躍するタイプもいるので基本的にはパワータイプと考えていいと思います。母母父はノーザンダンサー系初期の大型種牡馬リファールです。
キンシャサノキセキはこういったパワーの面を引き継ぎ、また、スプリント色に強化しているといった馬になります。ダート替わりが狙い目なのはこういった本質的な素養の影響でしょう。
下が過去三年芝での産駒成績になります。函館はだれが見ても狙いでしょうね。また、今開催ではもっと数字が良いと思います。基本的に買えば間違いないくらいに。
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
全場 | 6.9% | 14.9% | 23.4% |
函館 | 9.4% | 22.9% | 32.3% |
札幌 | 3.4% | 15.3% | 22.0% |
東京 | 5.4% | 12.0% | 21.7% |
京都 | 5.1% | 10.2% | 16.1% |
阪神 | 4.5% | 8.9% | 20.2% |
ダノンシャンティ
ダーレー生産で母母は世界的名牝のGlorious Songというエリートな背景を持っています。ハイペースのNHKマイルを日本レコードで走破し、超スローペースの毎日杯も完勝していることから自在性が高いと考えられます。ただ、気性に難があるので短距離に向くことが多いです。
では、血統背景を見てみましょう。
父:フジキセキ
母父:Mark of Esteem
母父は英2000ギニーやクイーンエリザベスⅡSを勝った馬で、母シャンソネットはシングスピールやラーイの半妹にあたる良血です。シングスピールはドバイWCとジャパンCを勝った馬です。牝系の影響もあってかトップスピードの質は非常に高いものとなっています。気性さえクリアできればウイングセクションのように長距離函館で穴をあけてくれる存在になります。(2019.6.30.函館9R・出遅れ9人気3着)
下が過去三年芝での産駒成績になります。
勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
全場 | 6.4% | 14.3% | 21.6% |
函館 | 12.5% | 20.8% | 33.3% |
札幌 | 9.3% | 20.9% | 20.9% |
東京 | 4.7% | 21.7% | 32.1% |
京都 | 5.3% | 8.0% | 18.7% |
阪神 | 11.7% | 21.7% | 26.7% |
まとめ
函館で穴を探したくなったらフジキセキ持ちの馬に目を向けてみてください。キンシャサノキセキ産駒とダノンシャンティ産駒だけを狙えということではなく、母父フジキセキや母母父フジキセキといった馬も含みます。洋芝ですからハービンジャー産駒やステイゴールド産駒,ルーラーシップ産駒といった馬に目がいきがちです。もちろん、そういった馬の成績が良いことも確かですが、あえて狙っていかない最大の理由は出走頭数が多いからです。ハービンジャー産駒が1Rに4頭なんてよくあることですし絞り切ることに苦労するかと思います。しかし、フジキセキ持ちの馬であれば出走頭数は少なく狙いやすいはずです。馬券は簡単にシンプルに考えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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